カレンダー

« 2008年6月 7日 »123456789101112131415161718192021222324252627282930

2008年6月 7日アーカイブ

もう殺さない-ブッダとテロリスト

この本、先を越されました…。
私、訳そうかと動き始めたところだったのです…。

The Buddha And the Terrorist

この本がオリジナルです。
もともとのオリジナルはブッダの教えですけどね。

ブッダの話に興味がある人は、どこかで聞いたことがあるかと思います。
殺人鬼アングリマーラの話を。

でも、「殺人鬼のアングリマーラでさえ、ブッダに出会ったら僧になって悟りを目指した」くらいの認識かと。
当初、私は、angry Mara(怒る悪魔)なのかと思ってましたけど、本当は「指の首飾り」って意味ですね。
それはさておき、なんでまたアングリマーラが殺人鬼になってしまったのか、そういった背景を「もう殺さない」では知ることができます。
ちょうど、映画「スターウォーズ」でアナキンがダースペーダーになってしまったみたいに、アングリマーラにはアングリマーラなりの避けられない境遇があったのです。


ガンダム系のアニメにおいても、「平和な世の中にするために、奴等を倒すんだ!!」みたいな話になってたりしますし、最近の00なんかだと、「武力による紛争根絶」とか、すごいことになっちゃってますけど、歌に逃げるでもなく、両者の壁(正義)を越えるというか、そういう方法を2500年くらい前の作品(ブッダの教え)では描かれていたわけで。

こういったアングリマーラのエピソードを今風にしたアニメでも出てくるといいんですけどね…。
そういった、根底に「善」がある加上であるならば、原作に出てこないオリジナルキャラを使ったとしても、大乗非仏だとか、そんなふうには私は思わないけど…。
というか、最近の私は、ブッダのファン(同人)による二次創作→大乗 みたいに捉えるようになりました。

第350偈

| | コメント(0) | トラックバック(0)
A man who delights in subduing(evil) thoughts, who meditetes on impurity (of the body), and who is ever mindful, will certainly get rid (of craving); this man will cut the bond of Mara.


しかし、尋が静まることを楽しみ、不浄[観]を修習して、常に[自己の内外の現象に対して]意識を持つ人は、実にこのマーラの結縛を断ち、終滅させるであろう。

第349偈

| | コメント(0) | トラックバック(0)
If a man is disturbed by (evil) thoughts, has strong passions, and keeps seeing objects as pleasant, in him craving grows more and more. Surely, he strengthens the bondage(of Mara).


尋が混乱して、貪欲が激しく、[貪欲を]清浄だと見続ける人は、さらに多く渇愛を増大させ、実にこの結縛を強める。

このアーカイブについて

このページには、2008年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年6月 5日です。

次のアーカイブは2008年6月22日です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。


MovableType(MT)テンプレート 無料(フリー)
Powered by Movable Type 4.01