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2008年1月17日アーカイブ

第145偈

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Imigators lead the waters. Fletchers bend the shafts. Carpenters bend the wood. The wise control themselves.


治水者は水を計画的に導く。矢作りは矢を曲げる。大工は木を曲げる。[心の]清浄な[賢]者は、自己を調制する。
[八明]
  1. 観智: 各色が無常・苦・無我であると観ることができる智慧。
  2. 意所成神変智: 自分の思いどおりにできる智慧。
  3. 神変智: 空を飛び、地下に潜り、いろいろなものに化身できる智慧。
  4. 天耳智: 天人の耳のように、遠くの声や小さい声も聞くことができる智慧。
  5. 他心智: 他人の心が読むことができる智慧。
  6. 宿住智: 自己及び他人の過去世を知ることができる智慧。
  7. 天眼智: 天人の眼のように肉眼で見えない遠い所微小なものを見ることができる智慧。
  8. 漏尽智: 一切の煩悩を滅し尽くすことができる智慧。

[十五行]
  1. 戒律儀: 戒律を守ること。
  2. 六根儀: 貪欲や怒りの煩悩が生じないように眼・耳・鼻・舌・身・意の六根を守る。
  3. 於食知量: 食事において適量を知る。
  4. 活気: 不眠の努力。
  5. 信仰: 仏法僧の三宝と正しい真理の教えを信じる。
  6. 慚: 悪事をすることを内心に恥じる。
  7. 愧: 悪事をすることを外部に恐れる。
  8. 博識: 知識が多くの分野におよぶ。
  9. 精進: 悟りを得るという目的に向かって正しく努力すると同時に、悪を取り除く努力もする。
  10. 念: 正しい真理の教え(無常・苦・無我など)を念じて忘れない。
  11. 智慧: 正しい真理が観えること。
  12. 初禅: 五欲を離れ、不善の法を離れ、尋があり、伺があり、離から生じた喜と楽とがある初禅を具足して住す。
  13. 第二禅: 尋と伺とが静止して、内心が浄まり、精神が統一し、尋のない、伺のない、定から生じた喜と楽とがある第二禅を具足して住す。
  14. 第三禅: 喜を離れて、捨があり、念があり、正知があって住し、身の楽を感受する聖者たちが、彼を『捨があり、念があって楽に住す人』と説く第三禅を具足して住す。
  15. 第四禅: 楽を離れ、苦を離れるがゆえに、喜と憂とが、すでに滅したために、苦楽がなく、捨によって念が清浄となった第四禅を具足して住す。

第144偈

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Like a thoroughbred horce struck by the whip, be strenuous, be filled with spiritual yearning. By faith and moral purity, by effort and meditation, by investigation of the truth, by being rich in knowledge and virtue, and by being mindful, destroy this unlimited suffering.


賢い馬が鞭に奮い立つが如く、[輪廻に対する]厭離心を熱心に生起させ、信仰・戒・精進・定・法決定・明行具足であり、[物事をよく]記憶する人は、少なからざる[輪廻の]苦を捨てる。

第143偈

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Only rarely is there a man in this world who, restrained by modesty, avoids reproach and keeps himself awake, as a thoroughbred horse that gives no cause to be whipped.


賢い馬が鞭に[機会を与えない]如く、慚によって[行動を]抑止し、睡眠を取り除き[目覚めている]人は、この世間に存在する。

第142偈

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Even though well-adorned, yet if he would poised, calm, controlled and established in the holy life, having laid aside violence towards all beings, he truly is a brahmana, a samana, and a bhikkhu.


例え、荘厳な[衣装を着て]も、[普段と]同じであり、その行動は静寂で[自己を]調御し、[善い結果に]導く梵行をおこなう。一切の生きとし生けるものに対して杖を下に置く彼こそバラモン[=阿羅漢]であり、沙門であり、比丘である。

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